先日、米沢の避難所になっている米沢市営体育館へ、医師会の医療支援のメンバーの1人として、わずかな時間ではありましたが行ってきました。いまだに290人以上の方々が、主に福島から避難されたままで、体育館内で寝泊まりをしておられました。その現場を実際に目の当たりにすると、どれほど大変なことが起こったのかを改めて実感させられます。
ところで当院では、3.11当日に凍結胚を融解し移植を予定していた方がおりました。幸い激しい揺れにもかかわらず、朝融解し培養器に入っていた胚は無傷であったため、地震の後に(余震の中)予定通り移植をしました。そしてその方は妊娠され、現在8週目に入っています。あのとき、もしも融解した胚がだめになっていたら、この新しい命はなかったことを想うと何とも感慨深い気持ちになります。この命が元気にたくましく成長していってくれることを、心から願わずにはいられません。

